コラム|道開きの香縁

厄年について(その1)

2023年11月2日 神事

・厄年とは?(その1)

厄年になると、なんだか悪い事ばかりが起こるような気持ちになって、何もせず、静かにじっと終わるのを待つ、なんていう考えの方が多いのではないでしょうか?実は、厄年は決して悪い事ばかりが起きるわけではなく、人生の中でも大きなチャンスが巡ってきたり、大きな変化がある年でもあり、肉体的・精神的・社会的にも移り変わりが大きいとされる年です。

本厄とはどんな年?

本厄とは、一般的に厄災が起きやすいと言われる年齢の事で、平安時代にはすでにこの厄年という習慣があったとされています。江戸時代頃より現在言われている厄年の年齢が定着しているようで、本厄を挟んで、前厄・後厄があり、この3年間を総合して厄年という言われ方をするのが一般的です。

本厄の年齢は何歳?

本厄は男性、女性で年齢が異なります。

本厄の年齢の前後には、前厄と後厄があり、男性の42歳女性の33歳は 厄年の中でも一番厄災が起きやすいと言われる大厄であると言われています。

数え年とは?

現在は、生まれた年を0歳、誕生日を迎えて1歳と数えますが、数え年は、生まれた日から1歳と数え、年神様を迎える元旦の日に皆同時に1つ歳を取ると考え、日本では古くから数え年で年齢を数えていました。

「今年迎える年齢+1歳=数え年」と考えていただくと分かりやすいかもしれません。

この数え年ですが、地域や神社・お寺によっては実年齢で数える所もあるようですので、自分の住んでいる地域ではどうなのか気になる方は、近くの神社やお寺に確認してみるのもいいですね。

厄年を迎えた年に、体調不良が続いたり、気持ちが不安定になっている場合は、お祓い・浄霊(除霊)を受けられる事をオススメします。

※特に、厄年を迎える前や厄年が終わっても体調が良くならない、事柄が良くなっていかないという方は、早めにお祓い・浄霊(除霊)を受けられた方が良いかと思います。