神社でやってはいけないこと(その2)
2025年5月30日 神事

今回は、前回の続きの神社でやってはいけないこと(その2)を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
⑦境内での喫煙やポイ捨て

神社にお参りしていると、たまにタバコの吸い殻が落ちています。基本的に、ほとんどの神社の境内は禁煙です。神社の境内には、御神木や樹木があります。社殿や宝物殿などもあって、文化財がある神社もたくさんあります。いわば、神社の境内は火気厳禁です。そんな中で、タバコを吸うことは絶対にしてはいけないことです。しかも、吸い殻のポイ捨てなんかは言語道断です。神職さんや氏子さんが一生懸命掃除をされているので、タバコは必ず喫煙場所で吸うようにしましょう。
⑧神社の境内を通り抜ける

神社の境内を通り抜けるのは絶対にやってはいけない行為です。駅に行くのに、神社の境内を通り抜けた方が早いからといって、通り抜けされる人が居られますが、神社の境内は道路ではなく、神様が住まわれている家の庭です。自分の家の庭を知らない人が勝手に通っていれば、腹が立ちますよね? 神様も同じですので、境内を通り抜けることはしないようにしましょう。
⑨犬や猫などの動物を連れてくる

基本的に神社はペット禁止です。昔、犬や猫は獣であり穢れとされていました。神社には、神様の眷属(お使い)として、神獣が祀られていたりします。しかし、神獣はあくまでも神様の眷属(お使い)ですので、動物ではありません。昔から、眷属(お使い)と動物との相性は良くないとも言われています。また、神社の境内は、神職さんや氏子さんたちの手によって清浄に保たれています。一部の飼い主さんによるマナー違反で、リードに繫がなかったり、境内で排泄をさせるなどもあります。ペットを連れていく人達にとっては、散歩コースや観光かもしれませんが、参拝されている人達にとっては信仰の場所です。本来神社は、神様に参拝する神聖な場所で、観光施設としてあるわけではありませんので、ペットは連れて行かないようにしましょう。
⑩不適切な服装で参拝する

神社は神聖な場所ですので、参拝時に服装にも気を付ける必要があります。特に、アニマル柄の衣装や毛皮製品やサンダル等は避けるようにしましょう。これらは不浄を連想させるため、NGとされています。また、露出の多い服装や派手な服装も控えめにし、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。帽子やサングラスは、神社に入る際に外すのがマナーです。服装について厳密な決まりはありませんが、『神様に参拝させていただく』という気持ちで、参拝にふさわしい服装で神社に足を運ぶようにしましょう。
⑪境内の写真を撮る

神社の写真をたくさん撮られる方が非常に多いです。神社によっては、写真を撮るという行為自体がNGというところもあるので気を付けてください。1番やってはいけない行為が【本殿を正面から撮る】ということで、これは御神体が写るからです。神社としては御神体は神聖なものなので写真を撮ってSNSなどに載せることは良いことではありません。神社に参拝した記念を写真に残したいという気持ちもわかりますが、写真を撮る時は、本殿を撮るのではなく、自然物を撮るようにしましょう。自然物を撮るだけでも、神社参拝した時の空気感やエネルギー感が写真に残りますので、そういった形で撮るようにしましょう。
最後に
ここまで、神社でやってはいけないこと(その1)(その2)をご紹介してきましたがいかがでしたか?日本の神社は、単に美しい自然や建造物を楽しむ場所ではありません。私たちの心を豊かにし、日常生活における精神的な支えとなる場所ですので、改めて神社参拝の際のマナーについて考え、実践していただければ幸いです。